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治る認知症が高齢者の2.3%に存在
掲載日: 2016年3月21日 @ 11:35

皆様へ

3月19日、20日に山形市で開催された
第17回日本正常圧水頭症学会で、
治る認知症の代表疾患である
特発性正常圧水頭症が高齢者の
2.3%に存在することが報告されました。

これまでは地域に住んでいる
高齢者100人に1人程度と
されていたので、実に2倍の頻度です。
地域の寄り合いなどで、
高齢者が50人集まったら
その中にお1人いるということになります。

またこの結果を、全年齢の人口比になおすと
10万人当たり600人程度となるとのことでした。
この頻度は、地域にお住まいの
高齢者のご協力を得て行われた複数の
研究の結果から計算されたものです。

これと並行して、病院を受診して治療を受けた
特発性正常圧水頭症の患者さんの
人数も別の研究で調べられました。
その研究の結果は、
人口10万人当たり10人という頻度でした。

両研究の結果から、
特発性正常圧水頭症600人のうち10人しか
治療を受けていないと推測されます。

治療を受けなかった理由は色々あると思いますが、
特発性正常圧水頭症であるのに
病気だと思わずに受診していない方も
多いのではないかと思います。

治る認知症を見逃さないことは重要ですので
この病気かなと思ったら早期に受診してください。
また専門職の方は受診をお勧めください。

特発性正常圧水頭症については、
4.5 特発性正常圧水頭症(iNPH)

数井裕光