今日の一言
プロは違う!!
掲載日: 2019年5月12日 @ 15:36

皆様へ

昨日から第3回日本老年薬学会学術大会に参加しています。

私は、本日の午前中のシンポジウムランチョンセミナーで講演する機会を頂きました。
このランチョンセミナーでご一緒させていただいた倉田なおみ先生の、摂食嚥下障害に関するご講演は圧巻でしたので、以下に印象に残った内容を列挙させていただきます。

薬だとわからない場合、口に入った固い物を吐き出すのはヒトとして当然の行為。

糖衣錠とフィルムコート錠は、苦みや嫌な臭いをコーティングして飲みやすくした薬である。潰して粉にすると苦みや臭いのために余計に飲めなくなることがある。どんな味,臭いになるかを確認するとよい。

最も優れた剤型は口腔内崩壊錠である。嫌な味と臭いはないはず。

口腔内崩壊錠の崩壊にかかる時間は、実は様々。例:多くの製薬会社から販売されているドネペジル口腔内崩壊錠の崩壊時間は様々。

口腔内崩壊錠も水で飲むことが大切。口腔内では吸収されないため、薬成分を嚥下することが必要。

(仰臥位30度、または仰臥位45度、または仰臥位60度)+頚部前屈姿勢が誤嚥しにくい姿勢。

座っている患者さんの口に、立ったままのスタッフが、スプーンなどで食べ物を運ぶ食事介助は、誤嚥を引き起こす可能性がある。患者さんは上を向いて食べることになるから。一人のスタッフが複数の患者さんの食事介助を行う時におこりやすい。スタッフと患者さんの視線の高さを合わせて、「顎引きごっくん」してもらうことが大切。

指で最もつまみやすい剤型は平型錠。楕円錠、異型錠はつまみにくい。

ポリファーマシーとは、「薬の数が単に多い」ということではなく、「必要以上に薬を飲んでいて、体に有害事象が起こっている状態」のことである。

私の聞き間違いがあるかもしれませんが、共有させていただきます。

数井裕光