今日の一言
短期入院中にご家族にBPSD対応法提案
掲載日: 2018年8月26日 @ 0:30

皆様へ

ご覧になった方もいらっしゃると思いますが、8月23日(木)の読売新聞朝刊の「医療ルネサンス」のコーナーで高知大学精神科での認知症診療が紹介されました。

認知症の人に生じた妄想、興奮、落ち着かない行動などの行動・心理症状(BPSD)の治療を目的とした短期入院についてです。

入院中に、どんなBPSDが、どんな時に、どんなことをきっかけにして生じるかを私たちが、直接評価します。またどのように対応するのがよいのかを検討します。その間、介護に疲れたご家族には、ゆっくりと休養していただきます。

ご家族に心の余裕ができた時点で、評価や検査の結果を説明するとともに、BPSDに対する対応法をご提案します。さらにこの対応法を習得する練習を一緒に行います。

薬物治療についても見直します。退院後に介護サービスをどのように活用するかについても提案します。

この短期入院治療によってBPSDが軽減し、現在、長期的に在宅生活を穏やかに送っておられる認知症の方とそのご家族が新聞で紹介されました。

BPSDは「まず予防する」、予防できなかった時は、「軽微なうちに適切な対応と治療を開始し、最小限にする」ことが重要だと思っています。

高知大学精神科では、BPSD治療を目的とした短期入院を、診療サービスの一つの柱にしたいと思っています。

数井裕光