31034さんの3連続投稿:毎日決まった時間に散歩に行きたいと繰り返し訴える・・(第329報)

配信日: 2022年5月2日

皆さん、こんにちは。

本日は、72歳、女性、要介護1の前頭側頭型認知症(意味性認知症)の方のケア体験をご紹介します。

入院されている病院で、「毎日決まった時間に散歩に行きたいと言い、詰め所で繰り返し訴えていた」とのことです。

まず「今日は散歩に行けないと説明した」が、うまくいかなかったとのことです。「入院前に生活リズムがパターン化しており、毎日散歩に行くことが日課になっていた。入院後は土日に散歩に行けないことで、訴えが強くなっていた。訴えが強くなってから口頭で説明してもうまくいかなかった」と加筆していただいています。

そこで「散歩に行ける日(平日)と行けない日(土日祝)をカレンダーに○×で記し、カレンダーを見せながら今日は散歩に行けないと説明した」ところ、うまくいったとのことです。「訴えが強くなってから口頭で説明してもうまくいかなかったが、事前にカレンダーに行けない日を記載して見せると成功した」と加筆していただいています。

さらに同様の事がおこり、別の医療者が2つ目の方法で対応した時も、うまくいったとのことで、もう一つのケア体験として投稿していただきました。

今回のケア体験を読んで、前頭側頭型認知症の人の「お金を持たずに毎日、居酒屋にお酒を飲みに出かける」という症状に対して、「飲みに行かなかった日はカレンダーに丸印をつける」という対応で、うまくいったケア体験を思い出しました。本疾患の方の場合、○のような視覚的にわかりやすい情報を好んだり、これに従ったりしやすく、ケアに活用できるのかもしれないと思いました。同様の経験をお持ちの方は、是非とも投稿をお願いします。うまくいかなかったケア体験も大切ですので、こちらの投稿もお待ちしております。

それでは、また来週。

数井裕光
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