ひじりさんの2つの投稿:不安な表情で行ったり来たりする・・(第286報)

配信日: 2021年7月5日

皆さん、こんにちは。

本日は、同じ認知症の人の、同じ状況に対して、異なる対応をされた2つのケア体験をご紹介します。

入院されている86歳、女性、要介護3のアルツハイマー病の人が「入院中、自室で過ごすことができず、不安そうな表情で廊下を行ったり来たりする」という状態になりました。そこで、「もともと好きだった編み物をしていただく」という対応をされたところ、うまくいったとのことです。

この方が同様の状態になった時に、今度は「塗り絵をしていただく」という対応をされましたが、これではうまくいかなかったとのことです。

この2つの投稿に関して、「施設や病院で提供されることの多い、塗り絵をやっていただこうとすると、趣味の編み物と違ってなかなか集中することができず、不安の改善には至りませんでした」と加筆していただいています。不安な時だからこそ、慣れ親しんだ作業がよいのですね。私自身の経験でも、あまり慣れていない作業に取り組めるのは、自分に余裕がある時だな~と思いました。

今回の2つのケア体験の比較から、「慣れ親しんだ」という要素が有効性を決める一つのポイントだと推測できましたが、両対応法の実際のうまくいく確率はどれくらいなのでしょうか?同様の場面に遭遇された方がおられましたら、この2つのどちらかの対応を実践していただき、「うまくいった/いかなかった」の結果を投稿していただきたいと思います。

それでは、また来週。

数井裕光
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