タクリクさんの投稿:家族が台所に立つと食事を取らない・・(第282報)

配信日: 2021年6月7日

皆さん、こんにちは。

本日は、在宅生活をされている77歳、女性のアルツハイマー病の人のケア体験をご紹介します。

「料理が出来なくなった事を認めず、家族が台所に立つと機嫌を損ね食事を取らない」という状況に対して、「夕飯は概ねスーパーのお惣菜」で対応することで、うまくいったとのことです。

考えられる原因の欄には「他人に台所を侵される」と思われたと、うまくいった理由の欄には「本人のプライドが保たれた」と加筆していただいています。また他の記載から想像しますが、病前は何でもテキパキと出来た方であったが、現在のため息が多くなっている様子を見て、ご家族はプライドを保っていただくことを第一に考え、ご家族が台所に立つのをやめたのだと思います。

病前のご性格を考慮し、かつ原因を分析し対応を考えられたケア体験だと思いました。もしもご本人が「役割の侵害」を感じ続けていたら、被害妄想や物盗られ妄想に発展していたかもしれないと思いました。栄養が偏らないように配慮することは大切で、ご家族が「○○が食べたい」とご本人にお願いする等して、お惣菜をうまく選択されたのだと思います。

今回の対応法のエッセンスである「役割を侵害しない」は、様々なBPSDの対応法考案に活用できると思いました。皆さんからのケア体験の投稿をお待ちしております。

それでは、また来週。

数井裕光
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認知症ちえのわnet運営事務局
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