ひじりさんの投稿:大声をあげて他の患者さんに暴力をふるう・・(第280報)

配信日: 2021年5月24日

皆さん、こんにちは。

本日は、病院に入院中の、83歳、女性、要介護3のアルツハイマー病の人のケア体験をご紹介します。

「大声をあげて他の患者さんに暴力をふるう」という状況に対して、「元々国語の教師だったので、国語の教科書を手渡して普段から読んでいただくようにした」ところ、うまくいったとのことです。

「元々病棟のデイルームにいると手持無沙汰になって易怒性が見られる方だったので、国語の教科書を読んでいただくようにすると、人が変わったように穏やかに過ごされるようになりました。もともと教師で活発な方だったということもあり、入院中という手持ち無沙汰な状況に、どうしてもなじめなかったのかもしれません」と加筆していただいています。

このケア体験は2つのことを教えてくれました。

一つは、「手持無沙汰な時に易怒性が見られる」ということを再確認させてくれました。BPSDの中にはご本人が時間を持て余している時に起こりやすくなるものがあるので、ご本人にとって楽しく、集中できる活動や役割にうまくお誘いできるとよいですね。

もう一つは、楽しめる作業を決める際には、これまでの人生の軌跡や職業、役割の情報が役に立つということです。以前のメルマガでも「先生とお呼びする」とうまくいったケア体験をご紹介しました。

上記の2つの要素をうまく取り入れた対応法を、皆さんも自然に実践されていると思います。皆さんの工夫をちえのわnetで、是非ともご披露していただきたいと思います。

それでは、また来週。

数井裕光
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認知症ちえのわnet運営事務局
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