すずらんさんの投稿:トイレに蛇がいると言う・・(第276報)

配信日: 2021年4月26日

皆さん、こんにちは。

本日は、ご自宅にお住まいの、99歳、女性、要介護2のレビー小体型認知症の人のケア体験をご紹介します。

「お孫さんが、猫やピアノの鍵盤のシールをトイレに貼っていたそうです。それを見て、『トイレに蛇がおる。のけないかん!』と何度も言う」という状況に対して、「『このことか!』と言いながら剥がした」ところ、うまくいったとのことです。

「最初は幻覚かと思った」、「自宅の日常では眼鏡をしていない。壁に貼ったピアノの鍵盤のシールですが、夜や曇りで暗いと鍵盤の白黒が蛇にみえたのか?」、「本人が『ヘビ』と言う、蛇に似ている鍵盤のシールを剥がしたのが良かった」と加筆していただいています。

レビー小体型認知症の人にしばしば認められる錯視という症状だと思います。ちえのわnetにも投稿が有り、見間違えている物を除去することで、現在のところ、85.7%の確率で、うまくいくという結果になっています。

あまり気にせず淡々と錯視を訴える認知症の人もおられるのですが、今回のご本人は、「『のけないかん!』と繰り返し言われていた」ので不安、恐怖を感じていたのだと思います。レビー小体型認知症の人には錯視が出現しやすいので、見間違えそうな物はあらかじめ除去しておくという予防的対応も大切だと思います。

それでは、また来週。

数井裕光
=====
認知症ちえのわnet運営事務局
※このメールは送信専用のメールアドレスから配信されています。
ご返信頂いても受付できませんので、ご了承ください。