おきらくさんの投稿:薬を欲しがる、飲もうとする・・(第271報)

配信日: 2021年3月22日

皆さん、こんにちは。

本日は、ご自宅にお住まいの、91歳、男性、要介護3の人のケア体験をご紹介します。

主として夜に、「体の異常(頭痛、痺れ、四肢のこわばり等々)を訴え、薬を欲しがる。ベットの近くにおいておいた薬箱から、自分で取り出して飲もうとする」という状況に対して、「空のカプセル式オブラートを薬だと言って飲ませた」ところ、うまくいったとのことです。

「(本当の)薬は本人の届かないところに移し、ラベルを作って貼りカプセル式オブラートを入れた瓶を薬箱に置くようにした。少しでも安心できれば良いと思う」と加筆していただいています。

夜は不安感が高まりやすい時間帯です。今回のご本人も、ご自分の体に対する不安感が高まり、かかりつけの医師に処方していただいた薬を、何度も服用しようとする場面が繰り返されたのだと思います。ご家族は、過剰に飲むことの危険性を説明したり、飲もうとする行動を制止したりされたが、うまくいかなかったのだと思います。

要介護3と比較的認知症が進行しておられるので、ご家族の様々な説明を理解しにくかったのかもしれません。逆に、ご家族がご用意されたカプセル式オブラートを本当の薬だと思ってもらえたのかもしれません。

当然、お体に異常がなく、精神的な症状であることを、かかりつけの医師に診断していただくことが前提です。さらに今回の方法の使用をご検討される際には、かかりつけの医師や薬剤師などの専門家にご相談していただきますようお願いいたします。

それでは、また来週。

数井裕光
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