ポムムさんの2つの投稿:夜に「書類を探している」と言う・・(第267報)

配信日: 2021年2月22日

皆さん、こんにちは。

本日は、入所されている88歳、女性、要介護3のレビ-小体型認知症の人の2つのケア体験をご紹介します。

「夜に自室から出てきて、『昨日持ってきた書類を探してるの』、『玄関にある』と言う」という状況に対して、「スタッフが『取ってくる』とお伝えして、少し時間を空けてから紙を数枚『取って来ましたよ』と渡した」が、うまくいかなかったとのことです。

「ご本人が書類を持ってきた事実はない。スタッフが渡した紙をみて、『こんなんじゃない』と言われ、その後も訴えが続く。片目を失明しており、もう片方もかなり悪い。渡した紙の内容は適当なものだったが、まったく見えていない訳でもないため、内容を見て違うと判断した可能性がある」と加筆していただいています。

施設に慣れておられない時、身体的、あるいは精神的に調子がお悪い時に、同じ認知症の人に同様の症状が出現することがあります。この方にも同様の症状が、別の日に起こったようです。

「夜に『書類を探してるの』、『玄関にある』と自室より出て来る」という状況に対して、今度は、「『朝一緒に探そう』と伝えた」ところ、うまくいったとのことです。

ともにご本人に安心していただこうと思い、実施された対応法だと思いますが、結果は異なりました。

最初の対応法は、「書類をお渡しすること」で安心していただこうとしました。次の対応法は、書類のことには触れずに、「翌日に先送りする」お声かけをされました。この2回の体験をした後なら、「安心して先送りしていただくお声かけ」を先にすると思います。前者の対応は、「書類が違う」と言われる可能性があることもわかりましたので。

認知症ちえのわnetは、皆様からのケア体験を集めて、うまくいく確率が高い対応法を知るためのウエブシステムです。上記のような順序でよいのかを、皆様と一緒に確認したいと思っています。ケア体験の投稿よろしくお願い申し上げます。

それでは、また来週。

数井裕光
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