kikilalaさんの投稿:布団から出なくなった。話もしなくなった。・・(第266報)

配信日: 2021年2月15日

皆さん、こんにちは。

本日は、ご自宅で生活されている90歳、男性、要介護1のアルツハイマー病の人のケア体験をご紹介します。

「妄想や焦燥が加速する二週間の後、布団から出なくなった。家族がご本人の誕生日を祝おうにも、寝間着姿のまま椅子に座るのがやっと。話もしなくなった」という状況に対して、「誕生日プレゼントに、『特定の呼び名で呼びかけると曲を流してくれ、映像もみられる機器』を贈った。ご本人が大好きな千昌夫さんの北国の春をかけたら、急に手拍子をとりはじめ、次はテーブルをトントンと拍子にあわせて叩きはじめた。翌日には、寝たままでいきなり歌った。起きない時に、このスピーカーで好きな曲を聴かせると目覚める。その後、デイサービスにも復帰できた」とのことです。素晴らしい効果ですね。

さらに、「スタッフの方が手書きした、ご本人への賛辞つきの誕生日カードに大喜び。これを写真にとり、(この機器の)付属の画面で表示できるようにしたところ、何度も見て確認している。旅行の写真も自動で繰り返し端末から流れるようにしたところ、妻に思い出の確認をしていた」と続きます。

「ご本人の好きな曲を集め、妻が覚えやすい名前のプレイリストにしたところ、必要なタイミングで聞かせることができるようになった」とのことなので、お好きな曲が、さらに容易に聞けるようになり、効果が高まったのだろうと思います。

「体調不良をきっかけにした意欲低下に対して、好きな音楽(演歌、童謡、応援歌)を聞かせると、楽しかったことを思い出すのか有効。一曲ずつCDを購入して準備しなくても、若い世代が音楽を聴くのに使うサービスを利用すれば低価格の月額料金で使用可能。過去の写真や好きな物の写真も取り込み、エンドレスでスクリーンに流せるので、10分前のことを忘れる認知症の人にも適した優れ物」と加筆していただいています。

最近、人気が高まっているディスプレイ付きのスマートスピーカーの有効活用例だと思います。具体的な使用方法が詳しく書かれていますので、とても参考になりますね。

それでは、また来週。

数井裕光
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認知症ちえのわnet運営事務局
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