マネさんの2つの投稿:一人で出かけようとする・・(第256報)

配信日: 2020年12月7日

皆さん、こんにちは。

先日、集計結果を更新しました。お知らせ申し上げます。

さて、本日は2つのケア体験をご紹介します。

一つは、83歳、女性、要介護2のアルツハイマー病の人のケア体験です。「1日数回徘徊する」という状況に対して、「玄関を出たところで、息子が『おかえり』と声をかけた」ところ、うまくいったとのことです。「本人の目的があって外出しているので、基本は同行している。頻回になるとそうもいかず、玄関外で出会い、『おかえり』の言葉で帰宅した気持ちになれている。家族の協力が必要である」と加筆していただいています。

もう一つは、86歳、男性、要介護3のアルツハイマー病の人のケア体験です。「会社に行くと言い、家を出た」という状況に対して、「止めても出て行ったので、玄関で振り返った瞬間に『おかえりなさい、お疲れ様』と言ってみた」ところ、うまくいったとのことです。「否定せずに、本人が「あれ?何か違うかな…」と思った瞬間を見計らって、場面転換を試みてみたらうまくいった」と加筆していただいています。

ともに、ご本人が出かけようとした時に、「おかえりなさい」とお声かけするという対応法です。これで、お出かけが止まるとは驚きです。

ご自分がどのような行動をしていたのかを思い出せない状況を、認知症のご本人は、しばしば経験されているのだと想像します。そのため「おかえりなさい」と言われると、「自分には出かけた記憶は無いが・・・。でも忘れてしまったのだろう」と解釈されたのかなと思いました。

今回のお声かけは、ご本人が出かけるタイミングで行わないといけないという難しさがありますが、比較的簡便な方法なので、皆様のお役に立つのではないかと思いました。お試しいただき、うまくいった/いかなかったに関わらず、投稿をお願いいたします。

それでは、また来週。

数井裕光
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認知症ちえのわnet運営事務局
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