マネさんの投稿:物盗られ妄想・・(第251報)

配信日: 2020年11月2日

皆さん、こんにちは。

本日は82歳、女性、要介護3、お一人暮らしの血管性認知症の人のケア体験をご紹介します。

「財布など物を盗まれたと何度も言う」という状況に対して、「『それは大変でしたね』と言った後で、室内をくまなく探した」ところ、うまくいったとのことです。

「一緒に探す」という対応法ではなく、「ケアする人が、くまなく探すところを、ご本人に見ていただく」という対応法だと理解しました。「独居の方は寂しさもあり、人と話したい様子がうかがわれる」と加筆されているので、ケアする人が一緒にいてくれて、自分のために探してくれているところを見て、安心感が増したのだと思います。

物盗られ妄想は、アルツハイマー病レビー小体型認知症の人に多く、程度も強いように思います。血管性認知症の人は、物忘れが比較的軽く、自分の症状をある程度、自覚していることが多いです。従って、物盗られ妄想も軽度であった可能性があります。またアルツハイマー病、レビー小体型認知症の人より、意欲が減退しやすいですし、今回のご本人は、さらに高齢なので、「探しているところを見ていただく」という対応が良かったのだろうと思いました。

先日のメルマガでも取り上げましたが、物盗られ妄想は、高頻度の症状なので、皆様も様々な体験をお持ちだと思います。「うまくいった」、「うまくいかなかった」に関わらず、ケア体験の投稿を宜しくお願い申し上げます。

それでは、また来週。

数井裕光
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