ポムムさんの投稿:食後に「何もねぇ(無い)な」と言う ・・(第239報)

配信日: 2020年8月10日

皆さん、こんにちは。

本日は、94歳、女性、要介護3のアルツハイマー病の人のケア体験をご紹介します。

入所している施設での出来事で、食後に「何もねぇ(無い)な」と言われるとのことです。食事をとったことを、忘れておられるか否かは、明確ではありませんが、食後に再度食事を要求するという状況のようです。これに対して「あらかじめ取り分けておいた、本人用の食事を提供する」という対応で、うまくいったとのことです。

食事を再度要求される際の対応法は、追加の食べ物を提供しない方法とする方法とに大別できるように思います。前者の方法としては、集計結果でも公開している「食事を食べたことを説明する」、「食器などをすぐに片付けずにそれを見せる」などがあります。また不安や退屈が関与している可能性もあるため、ご本人が好む作業を一緒にして、気をそらさせるという対応もあります。追加の食べ物を提供する方法の投稿は、これまでのところ認知症ちえのわnetには無いようですが、私が以前執筆した本では、「おにぎり、バナナ、パンを用意しておく。食器を小さな物にして、お代わりに応じる」などを提案しました。

追加の食べ物を提供する方法は、ご本人の要望に応えているため、納得してくれやすいと思います。実際、今回のケア体験でも、ご本人は喜ばれたと加筆していただいています。しかしその後も要求が続く可能性、そのために栄養の過剰摂取になる可能性とケアする人が追加の食べ物を用意する必要があります。しかし今回の対応法は、この3つの問題のうち後の2つについては解決できているので、実践しやすいと思いました。

ご本人から追加の食事の要求がない場合もあるようで、その時には、タイミングをみて二回目のお膳を提供することで、栄養不足にならないよう配慮されているとのことです。

今回のケア体験を読んで、「認知症の人が、食事を再度要求された時に、食べ物を提供した後、さらに食事を要求する確率はどの程度なのか?」、とても知りたくなりました。もしかしたら一度提供したら、それ以上要求されることは少ないかもしれません。そこで、「何らかの食べ物を提供した」対応をされたケア体験をお持ちの方は、「うまくいった」、「うまくいかなかった」に関わらず、是非とも投稿をお願いいたします。「何を提供されたか」も明記していただくと、どんな食べ物の成功率が高いかがわかります。よろしくお願い申し上げます。

それでは、また来週。

数井裕光
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認知症ちえのわnet運営事務局
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