Keishaさんの投稿:歯磨きをしない ・・(第233報)

配信日: 2020年6月29日

皆さん、こんにちは。

本日は、82歳、男性、要介護2の血管性認知症の人の2つのケア体験をご紹介します。

「歯磨きをしない」という状況に対して、
「『歯を磨かないと病気になりやすくなる』、『歯を磨かないと歯が悪くなってご飯が食べられなくなるよ』などと言った」が、うまくいかなかったとのことです。
そこで「話しかけてきた話が終わってから、『話が変わるけど、歯磨きしたほうがいいよ。ちょっと口が臭うよ』と言った」ところ、うまくいったとのことです。

うまくいかなかったケア体験には、「自分の体の状態や健康に対する関心が薄くなっているので、『歯を磨かないと体に悪い』ということは、モチベーションにならないようです。また、身の回りのことをするのも、億劫に感じている様子です」と加筆していただいています。

そして、うまくいったケア体験には、「機嫌が良いタイミングだった。歯を磨かないことを悪く言ったりするよりも、『口が臭う』という事実を淡々と伝えたほうが、受け入れやすいのかもしれません」と加筆していただいています。

これまでの投稿でも、「ご自分の健康の維持のために・・・」というお声かけは、あまりうまくいっていないような印象を私も持っています。

一方、「口が臭うよ」は、ご家族だからこそ言えるストレートな表現だと思いますが、その背景に、親密で、しっかりとした信頼関係が感じられました。周囲の人を不快にさせたくないというお気持ちが、ご本人に、自然に湧いてきたのだと思います。

淡々と短く、しかし優しい穏やか口調で、「口が臭うよ」と伝える方法は、「歯を磨かない」多くの人に有効ではないかと思いました。

以下は、事務局からのお知らせの再掲です。

認知症ちえのわnetの活動は、大阪大学医学部において、5年ごとに倫理審査を受けることになっており、2020年3月31日に5年の期限を迎えました。これに伴い、利用規約を修正して再度倫理審査を受け、2020年4月1日以降の活動継続が承認されました。新しい利用規約は2020年4月1日から施行開始となっておりますので、2020年3月31日までに利用者登録された方が、2020年4月1日以降にケア体験を投稿して下さる場合は、ご投稿前に新しい利用規約に同意していただく必要がございます。よろしくお願い申し上げます。

ケア体験を投稿される方へのお願いです。
認知症の人のある症状に、ある対応をしても、うまくいく時と、いかない時とがあると思います。そこで、ちえのわnetには、うまくいった時、うまくいかなかった時、それぞれの回数分のケア体験を、投稿していただきたいと思っています。10回程度のケア体験をいただければ嬉しいです。
繰り返し投稿していただく際には、投稿する直前に一度、「下書きとして保存」すると、次の投稿の際に、この「下書き」が利用できますので、簡便に繰り返し投稿が出来ます。

引き続き、認知症ちえのわnetをご支援くださいますようお願いいたします。

それでは、また来週。

数井裕光
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認知症ちえのわnet運営事務局
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