ポムムさんの投稿:夜間、職員に「布団ひいて寝なさい」と声をかける ・・(第232報)

配信日: 2020年6月22日

皆さん、こんにちは。

本日は、96歳、女性、要介護1のアルツハイマー病の人のケア体験をご紹介します。

入所されている施設での出来事で、「夜間、自室から出てきては、職員に『TVの前に布団ひいて寝なさい』と声をかける」という状況に対して、「『時間になったら寝る』と伝えた」ところ、うまくいったとのことです。

「職員の言葉に安心された様子で自室に戻った」と加筆していただいています。

ご本人は、現在、施設に入所されていることは思い出せないが、夜働かれている職員さんを心配して、お声かけされたのだと思います。愛情を感じますね。また夜更かしした子供さん達に注意していた頃のことを思い出されたようにも思います。

ポムムさんは、ご本人の誤りを正すことより、安心していただくことを優先し、そのためにご本人の世界に入られて、その状況に応じたお声かけ、「あたかも子供さんがお母さんにする返答」をされたのだと思います。

「芝居をする」、「嘘をつくことになる」とも言えるので、この対応法に抵抗感をお持ちになる方もおられると思います。

しかしこのケア体験のように、有効である場合も多いですし、お声かけする方が、いい加減な気持ちでするのではなく、ご本人の安心、安全を思い、必要だという認識を持って行われるのであれば、よい対応法だと私は思っています。

ただし、認知症の人の記憶障害が軽度の場合は、ケアする人が言ったことを覚えて、後々、齟齬が生じることがあり得ます。この点については、ご留意くださいますようお願いいたします。

以下は、事務局からのお知らせの再掲です。

認知症ちえのわnetの活動は、大阪大学医学部において、5年ごとに倫理審査を受けることになっており、2020年3月31日に5年の期限を迎えました。これに伴い、利用規約を修正して再度倫理審査を受け、2020年4月1日以降の活動継続が承認されました。新しい利用規約は2020年4月1日から施行開始となっておりますので、2020年3月31日までに利用者登録された方が、2020年4月1日以降にケア体験を投稿して下さる場合は、ご投稿前に新しい利用規約に同意していただく必要がございます。よろしくお願い申し上げます。

ケア体験を投稿される方へのお願いです。
認知症の人のある症状に、ある対応をしても、うまくいく時と、いかない時とがあると思います。そこで、ちえのわnetには、うまくいった時、うまくいかなかった時、それぞれの回数分のケア体験を、投稿していただきたいと思っています。10回程度のケア体験をいただければ嬉しいです。
繰り返し投稿していただく際には、投稿する直前に一度、「下書きとして保存」すると、次の投稿の際に、この「下書き」が利用できますので、簡便に繰り返し投稿が出来ます。

引き続き、認知症ちえのわnetをご支援くださいますようお願いいたします。

それでは、また来週。

数井裕光
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認知症ちえのわnet運営事務局
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