すみれさんの投稿:絶えず話しかけてくる・・(第225報)

配信日: 2020年5月4日

皆さん、こんにちは。

本日は、「対応方法を教えて!!」のコーナーに、ワゴンさんが投稿されたお困り事に対して、うまくいったご経験をお持ちの、すみれさんが投稿してくれたケア体験をご紹介します。

82歳、女性、要介護2のアルツハイマー病の人が、「色々なことを絶えず話していて、相手にしないとため息をついたり、苦い顔をしたりして、いらいらします。例えば、足が冷たくないか、背中が寒くないか、目が細くなっているが眠いのか、などなど。台所仕事をしていても、傍に来て話しかけます」とのことです。

このような状況に対して、「できるだけ相手の顔を、一瞬でも見て笑顔で、『ありがとう』『大丈夫よ』『たすかるわ』と一言言った」ところ、うまくいったとのことです。

「台風後の停電時、外出してトイレが見つからず、初めて便を漏らしてしまったこと」が、症状の出現に関係したのではないか、同時期から「実際には尿が出なくても、トイレに頻繁に行く」という行動が目立ってきたと加筆していただいています。

これらのことから、自立した生活に対する自信が失われ、不安が増してきたことが想像できます。すみれさんも「笑顔と優しい言葉が、相手に安心感を与えることができたのかもしれません」と理由を考察していただいています。

さらに最後に、「ずっとおしゃべりしているアルツハイマーの母と、一緒に過ごしていると正直、自分の脳がとても疲れてしまいます。対応が1日中、連日になるとその度、笑顔や穏やかな口調になれないこともありますが、こちらが冷たい面倒くさい態度をあからさまにしてしまった後、さらにこじれていく大変さも経験し、できるだけ相手の心を軽くしていくことが、自分のためにもなるのかなと感じることが増えました」と加筆していただいています。

すみれさんの最後のお言葉は、多くの方のご経験を代弁しているのではないかと思いました。また同時に、多くの方の助けになるのではないかと思いました。

以下は、事務局からのお知らせの再掲です。

認知症ちえのわnetの活動は、大阪大学医学部において、5年ごとに倫理審査を受けることになっており、2020年3月31日に5年の期限を迎えました。これに伴い、利用規約を修正して再度倫理審査を受け、2020年4月1日以降の活動継続が承認されました。新しい利用規約は2020年4月1日から施行開始となっておりますので、2020年3月31日までに利用者登録された方が、2020年4月1日以降にケア体験を投稿して下さる場合は、ご投稿前に新しい利用規約に同意していただく必要がございます。よろしくお願い申し上げます。

ケア体験を投稿される方へのお願いです。
認知症の人のある症状に、ある対応をしても、うまくいく時と、いかない時とがあると思います。そこで、ちえのわnetには、うまくいった時、うまくいかなかった時、それぞれの回数分のケア体験を、投稿していただきたいと思っています。10回程度のケア体験をいただければ嬉しいです。
繰り返し投稿していただく際には、投稿する直前に一度、「下書きとして保存」すると、次の投稿の際に、この「下書き」が利用できますので、簡便に繰り返し投稿が出来ます。

引き続き、認知症ちえのわnetをご支援くださいますようお願いいたします。

それでは、また来週。

数井裕光
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認知症ちえのわnet運営事務局
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