マネさんの投稿:食事したことを忘れる・・(第213報)

配信日: 2020年2月10日

皆さん、こんにちは。

本日は、77歳、女性、要介護1のアルツハイマー病の人のケア体験をご紹介します。

「食事したことをすぐに忘れる」ため、「食べた食器をすぐに下げずに、置いていおいて、見せた」ところ、うまくいったとのことです。ケアマニュアルなどでも時々、紹介されている対応法だと思います。

ご本人に、食事し終わった食器をしばらく見ていただくということは、この視覚的な情報をより長く頭に入力していただくことになります。記憶検査の時でも、覚えて欲しい絵などを長く見てもらうと、成績があがりますので、食事したことも覚えてもらいやすくなると思います。

さらに「おかずの〇〇は今が旬ですね」とか「味付けが良かったですね」など、食事中、あるいは食後に、食事について、皆で話すことも、食事に関する情報をより多く頭に入力していただくことにつながり、後で思い出しやすくなると思います。

ただし、アルツハイマー病は記憶障害が強く出る病気なので、今回の人のように要介護1というような、比較的軽症の人でないと、効果が乏しいかもしれません。逆に、血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症、水頭症は、記憶障害は比較的軽い病気なので、今回の対応法がうまくいく確率が高いと思います。

以上のことは、医学的には予想できますが、実際の生活場面で、このように理論どおり、うまくいくかどうかはわかりません。

認知症ちえのわnetは、実際の日常生活場面での効果を皆で確かめ合い、知り合う活動です。食事を食べたことを忘れて、再度要求される認知症の人は多いと思います。是非とも今回の対応法を行っていただき、うまくいったか、否かのご投稿をお願いいたします。

以下は事務局からのご連絡の再掲です。

ちえのわnetでは、「ある症状に対する、ある対応法」を複数回、繰り返していただき、うまくいった時、うまくいかなかった時、それぞれの回数分のケア体験として、繰り返し投稿していただきたいと思っています。10回程度のケア体験をいただければ嬉しいです。

繰り返し投稿していただく際には、投稿する直前に一度、「下書きとして保存」していただくと、次の投稿の際に、この「下書き」が利用できますので、簡便に繰り返し投稿が出来ます。

「対応方法を教えて!!」は、困っている「症状のカテゴリー」と「内容」を入力していただくのみで、認知症の人に対する情報、その他の入力は必要がない、非常に簡単なコーナーです。うまくいったご経験を持つ誰かが、対応法を投稿してくれると思います。

認知症ちえのわnet関係者一覧は随時更新しております。

来年、日本精神科救急学会学術総会を高知市で行います。

それでは、また来週。

数井裕光
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