トムさんの投稿:自分の命が危ないと言う・・(第207報)

配信日: 2019年12月30日

皆さん、こんにちは。

先週、私がメルマガでご紹介したケア体験に関連して、「体験者談を読んで、私の方も、同様に本人の気を逸らせたことに効果があったんだ思いました」と加筆していただいたケア体験が届きました。

ちえのわnetの輪が直接つながった瞬間だと、とても嬉しく思いましたので、本日はこのケア体験をご紹介します。

99歳、女性、要介護1の血管性認知症の人が、「夜間に突然起きて来て、ハトが来る前にそこに行かないと自分の命が危ないと訴えてきた」とのことです。これに対して、「アイスクリームを食べるよう勧めた」ところ、うまくいったとのことです。

アイスクリームを勧める前に「夢だ」と説得を試みたが、これはうまくいかなかったそうです。

先週のメルマガは「飲み物」、今回は「アイスクリーム」でした。ともに温冷覚情報、味覚情報の分析を必要とするため、注意力や覚醒度が高まり、かつ注意を転換させる効果が強いように思います。自宅で、すぐに提供できることも大切なので、この点においても両者は優れ物ですね。

幻覚・妄想は、ご家族が悩む症状です。本対応法はグッドプラクティスの候補です。奏効確率を公開したいと思いますので、うまくいかなかったケア体験も含めて、皆様からの、さらなる投稿をお待ちしております。

本年も、メルマガを受信していただき、ありがとうございました。来年もBPSD治療、ケアにお悩みの皆様のお役に、少しでも立てるよう、本メルマガを配信させていただきます。来年もよろしくお願い申し上げます。

以下は事務局からのご連絡です。

認知症ちえのわnet関係者一覧を更新しました。

来年、日本精神科救急学会学術総会を高知市で行います。

「対応方法を教えて!!」は、介護する人たちが、どのような症状に困っているのかを知ることができる大切なコーナーであるため、私はとても重視しています。困っている「症状のカテゴリー」と「内容」を入力していただくのみで、認知症の人に対する情報、その他の入力は必要がない、非常に簡単なコーナーですので、皆様の投稿をお待ち申し上げております。

認知症ちえのわnetでは、「頻度の多い症状に対する、よく行われている対応法」の奏効確率(成功率)を、今後より一層、明らかにしていきたいと思っています。また奏効確率(成功率)の信頼性を高めるために、それぞれの「症状と対応法」のセットを100件ずつ、集めていきたいと思っています。皆様のご投稿をお願い申し上げます。

ある認知症の人の同じ症状に対して、同じように対応しても、うまくいった時とうまくいかなかった時とがあると思います。そこで、ちえのわnetには、お一人の認知症の人の同じ症状に対して同じ対応を行ったケア体験を10回分くらいずつ投稿していただきたいと思っています。うまくいった時には「うまくいったケア体験として」、「うまくいかなかった時には」うまくいかなかったケア体験として。

繰り返し投稿していただく際には、投稿する直前に一度、「下書きとして保存」していただくと、次の投稿の際に、この「下書き」が利用できますので、簡便に繰り返し投稿が出来ます。よろしくお願い申し上げます。

「認知症ちえのわnet」の投稿法の解説を改訂しました。「場所と時間」からの集計結果の閲覧はこちらです。

それでは、また来週。

数井裕光
=====
認知症ちえのわnet運営事務局
※このメールは送信専用のメールアドレスから配信されています。
ご返信頂いても受付できませんので、ご了承ください。