ひじりさんの投稿:検査の拒否(対応方法を教えて!!への回答)・・(第199報)

配信日: 2019年11月4日

皆さん、こんにちは。

認知症ちえのわnetには、「対応方法を教えて!!」というコーナーがあります。対応の仕方がわからず、困った時に、ここに、その困ったことを入力すると、同じ困ったことに対して、うまくいったことがある人が、回答してくれるという仕組みです。

本日のひじりさんのケア体験は、31034さんが「対応方法を教えて!!」に投稿してくれた「認知機能検査を拒否する」という困ったことに対する回答です。

80歳、女性、要介護1のアルツハイマー病の人に、「検査の話をいきなりするのではなく、昔の話など楽しい話をして気をそらせてからもう一度お願いした」ところ、うまくいったとのことです。

認知症の状態になっているか否かの診断、認知症の原因疾患の診断の際には、どのような機能が低下しているのかを私たちは把握しなければなりません。そのため、本人にとっては苦手になった(もしかしたら、触れてほしくない)機能を明らかにする作業が必要になります。認知機能検査は、その最たるものです。

認知機能検査の負担を少しでも軽減させるために、今回のケア体験では、「検査前に楽しい話をして、ネガティブな気持ちを少しでも軽減して検査に臨んでいただき」、うまくいったのだと思います。

「正しい診断とよりよい治療法の選択のために、認知機能検査が必要なので、ご協力をお願いします」、多くの検査が必要な場合には「もしも機能が低下しているとしても、それは軽度のようなので、検査が多くなります。軽症の人ほど、微妙な低下を把握しないといけないので、検査が多くなるのです」などの説明が役立つこともあります。また「検査を頑張って受けていただいたと聞いています、ありがとうございました」と医師から伝えることも大切だと思っています。

「対応方法を教えて!!」は、介護する人たちが、どのような症状に困っているのかを知ることができる大切なコーナーであるため、私はとても重視しています。困っている「症状のカテゴリー」と「内容」を入力していただくのみで、認知症の人に対する情報、その他の入力は必要がない、非常に簡単なコーナーですので、皆様の投稿をお待ち申し上げております。

以下は事務局からのご連絡の再掲です。

本日、「認知症を生きる」講演会が高知市で開催されます。

来年、日本精神科救急学会学術総会を高知市で行います。

認知症ちえのわnetでは、「頻度の多い症状に対する、よく行われている対応法」の奏効確率(成功率)を、今後より一層、明らかにしていきたいと思っています。また奏効確率(成功率)の信頼性を高めるために、それぞれの「症状と対応法」のセットを100件ずつ、集めていきたいと思っています。皆様のご投稿をお願い申し上げます。

ある認知症の人の同じ症状に対して、同じように対応しても、うまくいった時とうまくいかなかった時とがあると思います。そこで、ちえのわnetには、お一人の認知症の人の同じ症状に対して同じ対応を行ったケア体験を10回分くらいずつ投稿していただきたいと思っています。うまくいった時には「うまくいったケア体験として」、「うまくいかなかった時には」うまくいかなかったケア体験として。

繰り返し投稿していただく際には、投稿する直前に一度、「下書きとして保存」していただくと、次の投稿の際に、この「下書き」が利用できますので、簡便に繰り返し投稿が出来ます。よろしくお願い申し上げます。

「認知症ちえのわnet」の投稿法の解説を改訂しました。「場所と時間」からの集計結果の閲覧はこちらです。

それでは、また来週。

数井裕光
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認知症ちえのわnet運営事務局
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