みきゃんちゃんさんの投稿:入浴拒否・(第181報)

配信日: 2019年7月1日

皆さん、こんにちは。

この1週間も多くの皆様に、新規ご登録をしていただきました。誠にありがとうございました。

さて、本日は87歳、女性、要介護2のアルツハイマー病の方のケア体験をご紹介いたします。

「お風呂に入るため、お風呂場に行くことを拒否する」という状況に対して、「他の用事(体重を測る)ため、移動した帰りにそのまま声をかけ誘導した」ところ、うまくいったとのことです。

入浴は多くの認知症の人が億劫がる活動です。それは、多段階の作業、すなわち「着替えの下着を用意して、それを持ってお風呂場まで行き、お風呂場では服を脱ぎ、その後、湯船につかる、体や髪の毛を洗う、また湯船につかる、入浴後は体をふき、新しい下着を着る、そして部屋に戻ってくる」という一連の行動を成功させなければならないからです。

膝や腰が悪く、歩行やバランスに心配がある人は、転倒しないように行動することも加わります。

これらの作業を全て意識してしまうと、不安が生じて入浴したくないという気持ちになるのだと思います。

ご本人にどのような点に不安があるのか、うまくいかないのかを聞いたり、観察を通して把握したりして、その部分への支援を行うことは大切です。

しかしこれまでにもご投稿があったように「多段階の作業を意識させない」ことで過剰な不安を軽減させる対応も有効な方法だと思います。

今回のケア体験では、少なくともお風呂場まで行く作業については、ご本人に意識させなかったことで、入浴に対するハードルが若干下がって、うまくいったのだと思います。

以下は事務局からのご連絡の再掲です。

7月23日(火)から26日(金)まで、メンテナンス作業のために、ちえのわnetにアクセスできなくなる可能性があります。ご不便をおかけいたしますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。

認知症ちえのわnetでは、「頻度の多い症状に対する、よく行われている対応法」の奏効確率(成功率)を、今後より一層、明らかにしていきたいと思っています。また奏効確率(成功率)の信頼性を高めるために、それぞれの「症状と対応法」のセットを100件ずつ、集めていきたいと思っています。皆様のご投稿をお願い申し上げます。

ある認知症の人の同じ症状に対して、同じように対応しても、うまくいった時とうまくいかなかった時とがあると思います。そこで、ちえのわnetには、お一人の認知症の人の同じ症状に対して同じ対応を行ったケア体験を10回分くらいずつ投稿していただきたいと思っています。うまくいった時には「うまくいったケア体験として」、「うまくいかなかった時には」うまくいかなかったケア体験として。

繰り返し投稿していただく際には、投稿する直前に一度、「下書きとして保存」していただくと、次の投稿の際に、この「下書き」が利用できますので、簡便に繰り返し投稿が出来ます。よろしくお願い申し上げます。

「認知症ちえのわnet」の投稿法の解説を改訂しました。「場所と時間」からの集計結果の閲覧はこちらです。

それでは、また来週。

数井裕光
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認知症ちえのわnet運営事務局
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