akaさんの投稿:1日に何回も散歩に出かける・・(第176報)

配信日: 2019年5月27日

皆さん、こんにちは。

本日は76歳、要介護1の男性の進行性核上性麻痺の方に関するケア体験をご紹介します。

「1日に何回も散歩に出かける。家族(同居している妻)としては、転倒や道迷いが怖く、ついていかざるを得ない」という行動に対して、「散歩先、所要時間が決まっていることから、娘の助言もあり、とりあえず一人で行かせて、1時間帰ってこなかったら様子を見に行くこととした」という対応で、「うまくいった」とのことです。

進行性核上性麻痺の方は、しばしば前頭側頭型認知症と同様の行動・心理症状を呈します。周囲の状況などを考慮せずに自分のしたいことをしてしまう「我が道を行く行動」、それが周囲の人から見ると「脱抑制」ととらえられる。同じ事をし続ける「常同行動」も見られます。このケア体験の方の場合は、「常同的周遊」と呼ばれる、同じ経路を散歩したいという症状があるようです。1日に何回もとなると、ご家族が常に同伴することは難しいと思います。

進行性核上性麻痺の方は歩行障害を有することが多いのですが、目立たない方もおられます。しかしその様な方でも、バランスをとるのが苦手になるなどのために転倒しやすくなっていることは多いです。今回の方も「転倒が怖い」とご家族が思っておられるようなので、不安一杯だったと思います。最良の方法ではないかもしれないが・・・とご家族も悩みながらお考えになれた対応だと思います。

同様の状況、あるいは徘徊などに関して、「うまくいった」、あるいは「うまくいかなかった」ご経験をお持ちの方は是非ともご投稿をお願いいたします。なお「うまくいった」のご判断は、「症状の頻度や回数が軽減した」というだけでなく、このケア体験のように「介護する方の負担が軽減した」でも可としております。

事務局からのご連絡の再掲です。

一人暮らしの認知症の人の自動車運転を停止してもらうための対応をされたご経験のある方、うまくいかなかった体験でもよいのでご投稿をお願い申し上げます。「認知症ちえのわnet」の投稿法の解説を改訂しました。また集計結果を更新しました。「場所と時間」からの集計結果の閲覧はこちらです。

それでは、また来週。

数井裕光
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認知症ちえのわnet運営事務局
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