ハナミズキさんの投稿:入浴拒否・・(第164報)

配信日: 2019年3月4日

皆さん、こんにちは。

本日は71歳、女性、要介護1の前頭側頭型認知症の方に関するケア体験をご紹介します。

「『行きません』と入浴を拒否」された時に、「浴室に本人の好むこと(この方の場合はカラオケや歌)を持ち込み、入浴中も歌を流した」ところ、うまくいったとのことです。

ご本人の好みを活用する対応法は多くの認知症の方で有効だと思いますが、一般的には、好みの活動や作業そのものに誘うことが多いと思います。しかし今回の場合、「入浴」のかわりに「カラオケ」をしてもらうということでは解決できません。そこで「カラオケしてもらう」という行動と比較すると、行動を修正する効果は弱いように思いますが、「歌を聞いてもらう」という対応をとられました。そしてうまくいきました。

今回のケア体験は、ご本人が好む行動そのものに修正しなくても、実践可能な形で活用するだけでも有効である、しかもこの変法が、最もケアが難しい前頭側頭型認知症の方にも有効であったということが重要だと思います。

また推測できる誘因・原因の項目に「入浴というフレーズが十分認識できておらず、どこかへ連れていかれるという不安感があった」と加筆していただいています。「歌」を鍵にして「楽しいところ」と認識していただけたのも、うまくいった理由でしょうか。

皆様も、ご本人が好む行動そのものではなく、若干、修正してもうまくいったというケア体験をお持ちであればご投稿をお願いしたいと思います。当然ですが、うまくいかなかったケア体験も大歓迎です。

事務局からのご連絡の再掲です。

「認知症ちえのわnet」の投稿法の解説を改訂しました。また集計結果を更新しました。

それでは、また来週。

数井裕光
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認知症ちえのわnet運営事務局
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