ハナミズキさんの投稿:入浴誘導時、「今日は行かない」と立腹傾向・・(第160報)

配信日: 2019年2月4日

皆さん、こんにちは。

本日は83歳、男性、要介護1のレビー小体型認知症の方に関するケア体験をご紹介します。

「入浴への誘導時、『今日は行かない』とやや立腹傾向」であったとのことです。
これに対して、「周徊傾向のあるご利用者であることから、その特性を利用し浴室前で『今日は寒いから温まりましょう』と声掛けを実施」したところ、うまくいったとのことです。

「入浴」という言葉では「体を洗うなどの作業」を想像してしまい、億劫に感じたのかもしれません。「温まりましょう」という言葉は素敵ですね。

また今回の対応は、「2段階指示」の変法とも考えられます。認知症の方は、一度に複数のことを意識すると、億劫に感じやすいので、一段階ずつお声かけする方がよいです。以前もメルマガでご紹介しましたが、臥床している認知症の方に、入浴しましょうと声かけすると、「お風呂場に行く」+「入浴する」という2つの作業を意識してしまいます。そこで、まず「体が鈍ってしまうので歩きましょう」と促し、お風呂場の前に来た時に、「入浴」を促すと、うまくいくという方法です。

今回は、1段階目の指示をせずに、本人の周徊傾向を活用したと言えます。あえて周徊によりお風呂場に来るまで待って、その絶妙なタイミングでこのお声かけをされたのだと思います。認知症の方のことをよく理解しているからこそできた対応ですね。素晴らしいと思いました。そして皆様のご参考になると思いました。

事務局からのご連絡の再掲です。
BPSDに対する適切な対応法を探索する助けになればと思い、「認知症対応方法発見チャート」を新設しました。

ちえのわnetへのケア体験ご投稿の際のお願いです。「認知症ちえのわnet」では奏効確率を計算するために、ケア体験の「どんなことがおこりましたか?」の欄と「これに対してどのように対応しましたか?」の欄には、ともに1種類の内容を記載していただきたいと思っています。ただし複数の対応法を連続して行ったからこそ、うまくいった場合は、「○○、××、△△の一連の対応」というように記載してください。また何回も同じ出来事がお一人の認知症の方におこることがあると思います。その際には、お手数ですが、その回数分、ケア体験のご投稿をお願いいたします。「投稿」する直前に、一度「下書きとして保存する」を選択していただくと、そのケア体験が保存されます。次の投稿の際に、「ケア体験の投稿」のプルダウンメニューの中の「下書きの編集」を利用していただくと、簡便に繰り返し投稿ができます。お一人の認知症の方の、同じ出来事に対する同じ対応法に関するケア体験のご投稿回数の目安は、7~10回までと考えています。

それでは、また来週。

数井裕光
=====
認知症ちえのわnet運営事務局
※このメールは送信専用のメールアドレスから配信されています。
ご返信頂いても受付できませんので、ご了承ください。