リンゴさんの投稿:コタツを片付け始める・・(第155報)

配信日: 2018年12月31日

皆さん、こんにちは。

本日は72歳、男性、要介護2のアルツハイマー病の方に関するケア体験をご紹介します。

「コタツを片付け始める」という行動に対して、「一緒に手伝った」ところ、うまくいったとのことです。落ち着かない行動・不安・焦燥がおさまったのでしょうね。

何故、このような行動をするのかがわからなくても、まずはご家族が受け入れて、一緒に行動することでご本人が安心したのだと思います。コメントしていただいていますが、「手伝いながら様子を伺い、『布団をひいて寝たいのね』と聞いたら頷いた」とのことです。一緒に行動しながら家族が考え、「今回は片付け始めたのが夕食後で、『疲れているので寝たい。布団を敷いて』ということだ」とご本人の目的を理解できたのですね。認知症の人は自分の思いを伝えるのが苦手になるので、このように周囲の人から「〇〇ですか?」とお声掛けするとよいと思います。

もしも直ちにご本人の行動を強く制止したり、理由を問いただしたりしていたら、ご本人は興奮されていたかもしれません。誰でも考えを聞いてもらえず、直ちに否定されたら、悲しく、悔しく、辛く、寂しく思います。認知症の人は、脳の機能障害のために抑制の力がやや減弱したり、言語機能が低下して自らの考えをうまく説明できなくなったりするため、周囲の人は怒りっぽい、行動の意味がわからないと感じるかもしれません。しかし普通の心の反応が起こっているだけとの理解はとても大切です。

今年も1年間、メルマガを受信していただき、またケア体験をご投稿いただきありがとうございました。
来年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

事務局からお知らせの再掲です。ご一読をお願いいたします。

それでは、また来週。

数井裕光
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認知症ちえのわnet運営事務局
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