皆さん、こんにちは。
本日は、「うまくいかず、どのように促したら良いでしょうか」と困られているケア体験をご紹介します。
79歳、男性のアルツハイマー病の方が、「通帳を、本人が管理している金庫にしまってくれない」とのことです。そこで「繰り返し、『通帳しまった?』とたずねる。家族から、しまうように再三促した」が、うまくいかなかったとのことです。
「こちらが(今この時に)して欲しいのに、本人がしよう、したいと思わず、動いてくれない時はどのように促したら良いでしょうか。焦らず、ゆっくり、1つずつ、というのは分かってますが、防犯とか周囲のスケジュールなどを考えると、周りがハラハラします」と詳しく説明していただいています。
ご本人が、最近、物忘れや身体に関することを気にされ、物忘れ、自発性低下・うつ、拒否・拒絶、落ち着かない行動・不安・焦燥も悪化しているとのことなので、ご本人に余裕がない状況だと思います。少し難しい状況だとは思いますが、皆さんのうまくいった対応法を、ケア体験の形で投稿していただければありがたいです。
直接の回答ではありませんが、要介護度が「無」となっているので、ケアマネジャーさんがおられず、介護サービスも活用されていないのだと思います。お近くの地域包括支援センター等にご相談され、介護保険制度を利用するのは、第一歩として有効ではないかと思いました(メルマガ第268報、第212報、第301報)。
なお、厚生労働省HPに「全国の地域包括支援センターの一覧(都道府県のホームページへリンク)」)があります。お役に立てば幸いです。
以前からお願いしているアンケート調査ですが、5月末日まで延長することになりました。ご協力いただける方は、宜しくお願いします。
それでは、また来週。
数井裕光
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認知症ちえのわnet運営事務局
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