皆さん、こんにちは。
本日は、91歳、女性、要介護3のレビー小体型認知症の方のケア体験をご紹介します。
ご自宅での出来事で、「幻視で不穏になる」という状況に対して、「幻視に向かいパチッと手を叩いて、『消えた』と言った」ところ、うまくいったとのことです。
これは驚きのケア体験です。「ご本人の世界に入って演技をして安心していただく」と「幻視から注意を転換させる」という要素が含まれた対応法だと思いました。これまでにも、幻視に対して「殺虫スプレーを噴射してもらう」などの前者の要素が含まれた対応法と「みかんを渡して、自分で剥いて食べてもらった」、「飲み物を渡した」など後者の要素が含まれた対応法の投稿があり、ともにうまくいっています。
今回の対応法は、より簡便な方法なので、有効性が高ければ、まず実践してみてもよい対応法だと思いました。皆様も、同様の場面に遭遇されたら、今回の対応法を実践していただき、うまくいっても、いかなかっても、ケア体験として投稿していただきますようお願いいたします。
以前からお願いしているアンケート調査ですが、お陰様で、データ収集が進んでおります。まだもう暫く続けますので、協力いただける方は宜しくお願いします。
それでは、また来週。
数井裕光
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認知症ちえのわnet運営事務局
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