マネさんの投稿:他の方のお部屋のドアを開けたり入ったりする・・(第367報)

配信日: 2023年1月23日

皆さん、こんにちは。

本日は、80歳、男性のアルツハイマー病の方のケア体験をご紹介します。

サービス付き高齢者向け住宅での出来事で、「他の方のお部屋のドアを開けたり入ったりする」という状況に対して、「部屋を間違えないように、目印をつけた」が、うまくいかなかったとのことです。「安心できる場所なのだと分かってもらえるようにもっと働きかける方が良かったかなと思った」と加筆していただいています。

「他の方のお部屋に入る」という場合、「①記憶障害のために自分の部屋が覚えられない」、「②視空間認知障害のために自分の部屋を見つけられない」、「③不安が強くてじっとしておられず、安心させてもらえる人や場所を求めて入る」などが考えられます。今回のご本人はアルツハイマー病とのことなので、①、②が影響した可能性が高いと思います。さらに今回のご本人には、環境の変化が起き、睡眠障害、徘徊・道迷い、自発性低下・うつ、拒絶・拒否、落ち着かない行動・不安・焦燥が悪化しており、ご本人が身体・家族に関する言葉をよく発しておられたとのことです。これらのことから③の要因も加わっていた可能性が高いと考えられたのだと思いました。

「お部屋に目印をつける」という対応法は、よく行われる方法で、これのみでうまくいくこともあると思います。しかし今回のように不安が強い方の場合は、安心感を持っていただけるような対応を加える必要があったのだろうと思いました。皆さんも同様の場面に遭遇したことがあると思いますので、うまくいった/いかなかったに関わらず、ケア体験として投稿を宜しくお願いいたします。

今週土曜日に、認知症疾患医療センター全国研修会高知大会をWEB開催いたします。高知県認知症疾患医療センターのスタッフが一丸となって準備して参りました。来週のメルマガで、「無事終了しました」とご報告できるように、この1週間、さらに最終確認を繰り返したいと思っています。

それでは、また来週。

数井裕光
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認知症ちえのわnet運営事務局
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