マネさんの投稿:「ちゃんと飲めています」と言い張る・・(第335報)

配信日: 2022年6月13日

皆さん、こんにちは。

本日は、87歳、男性、要介護2のレビー小体型認知症の方のケア体験をご紹介します。

「服薬管理ができていないが、『ちゃんと飲めています』と言い張る」という状況に対して、「お薬カレンダーにご自身でセットしていただくよう、訪問薬剤師にサポートを依頼した」ところ、うまくいったとのことです。

本症状には「自信喪失への不安」が関連していたとのことなので、ご本人の自己効力感を高めることを重視されたのだと思います。また「『ちゃんと飲めている』とご本人が主張されていた」ことから、意欲をお持ちであることがわかり、これを大切にしたいと思われたのだと思います。そこで、訪問薬剤師さんがお薬をセッティングするのではなく、ご本人自らにしてもらい、訪問薬剤師さんはこれを確認する役割を担ったのだと思います。

ご本人の自己効力感を高める対応法は、第317報第316報でもご紹介しました。皆様のご参考になれば幸いです。

それでは、また来週。

数井裕光
=====
認知症ちえのわnet運営事務局
※このメールは送信専用のメールアドレスから配信されています。
ご返信頂いても受付できませんので、ご了承ください。