皆さん、こんにちは。
本日は、87歳、男性、要介護2のレビー小体型認知症の方のケア体験をご紹介します。
「服薬管理ができていないが、『ちゃんと飲めています』と言い張る」という状況に対して、「お薬カレンダーにご自身でセットしていただくよう、訪問薬剤師にサポートを依頼した」ところ、うまくいったとのことです。
本症状には「自信喪失への不安」が関連していたとのことなので、ご本人の自己効力感を高めることを重視されたのだと思います。また「『ちゃんと飲めている』とご本人が主張されていた」ことから、意欲をお持ちであることがわかり、これを大切にしたいと思われたのだと思います。そこで、訪問薬剤師さんがお薬をセッティングするのではなく、ご本人自らにしてもらい、訪問薬剤師さんはこれを確認する役割を担ったのだと思います。
ご本人の自己効力感を高める対応法は、第317報、第316報でもご紹介しました。皆様のご参考になれば幸いです。
それでは、また来週。
数井裕光
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認知症ちえのわnet運営事務局
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