マネさんの投稿:見えない来訪者のおもてなしでクタクタになる・・(第334報)

配信日: 2022年6月6日

皆さん、こんにちは。

本日は、100歳、女性、要介護2のアルツハイマー病の方のケア体験をご紹介します。

「実際には誰もいないのに、見えない来訪者のおもてなしでクタクタになる」という状況に対して、「『お帰りになられるようなので見送って来ます』と門の外まで見えない方々を誘導して見送る仕草をした」ところ、うまくいったとのことです。

今回の症状は、「旅行、何らかの集まりなどの出来事と関連して」生じ、「特に『忘れてはいけない、遅れてはいけない、迷惑を掛けてはいけない』と考える場面」で目立っていたようです。「役員会に遅れたらいけない」とよく仰っていたとも記載されています。認知障害を有しながらも、ご自分の役割をしっかりと果たそうと、色々気遣いされている光景が目に浮かびます。このような状況は、元々几帳面で真面目な方に起こりやすいと感じていますが、今回のご本人も几帳面と記載されています。

ご本人はやるべき事をしっかりと出来ているだろうかと、とても不安になっておられるので、ご家族は、まず不安を解消させることを考えられたのだと思います。その際に、正しい状況を説明するという対応もありますが、今回はご本人の世界に入って、ご本人が納得してくれやすい方法、お声かけで安心してもらう対応を選択されました。「嘘を言う、お芝居する」ことに抵抗がある方もおられると思いますが、ご本人がクタクタになり、物忘れ、幻覚・妄想、睡眠障害、落ち着かない行動・不安・焦燥も悪化しており、さらにご本人が要介護2のアルツハイマー病とのことなので理解力も低下していると予想されるため、今回の対応の方が良かったと思います。

今回のケア体験を見て以前のメルマガ第323報310報262報232報143報を思い出しました。これらもご参考になれば幸いです。

それでは、また来週。

数井裕光
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